こんにちは。JON@u_rigakubuです。
閲覧ありがとうございます!
これまで、「社会人基礎力を身につけることが職を得るためには重要だ」と繰り返し述べてきました。これはアカデミア、企業変わらず必要なことです。
今回は、具体的にどのように社会人基礎力を身につけるかという話をします。
そもそも社会人基礎力って何?
簡単にいうと、仕事をして成果をだすための力だと思います。まだ読まれていない方は以下の記事をぜひ読んでみてください!
もう少し具体的に知りたいというあなたは、以下の本がオススメです。研究室に配属される前に読むといいと思います。いい本だと思います。大企業の新人研修にも使われているそうです。

研究室でも社会人基礎力は伸ばせる
大学に残る=社会に出ていないと思われがちです。特に理学部に所属していると、スタッフ(先生方のことをこう呼びます)もみなさん気さくな方が多く、学生気分を続けていってしまうことも多いかと思います。
しかし、研究室で仕事をするというのは立派に働いていることになります。特に博士以降は、1人の”大人”として、学会へ派遣されたり、共同研究をしたりといったことが求められるようになってきます。
また、入社1年目の教科書を読んで頂いたら分かるかと思うのですが、社会に出てからと研究室で特に成果をだすために必要な力に違いはありません。よって、研究をできる能力を伸ばすといことが社会人基礎力を伸ばすことに繋がります。
具体的には、以下のようなポイントを気にして研究室生活を送ると良いと思います。
- 毎日規則正しく生活する
- 計画的に研究を進める
- 大きな声ではっきりと挨拶をする
- 研究の進捗状況など、上司への”報連相”を怠らない
- 同僚と程よい距離感で付き合う
- 研究室内外の人との人脈を広げる
学生と言って手を抜かずに、きちっと社会人として成果を出すという姿勢を見せましょう。(もちろん楽しむことは大切ですよ!)
社会人を身近に感じる
あなたは実際に社会に出て活躍している先輩に出会ったことがありますか?ないなら、なかなかどのようにすれば成果を出せるのか?というのが想像しにくいかもしれません。
そこでオススメなのは、インターンに行くことです。ぜひ実際に会社に行って、活躍されている先輩の様子を身近で観察しましょう。
僕は実際に一緒にとても優秀な先輩と働いて、こんな人と一緒に仕事したいよなっていうのが分かった気がしましたし、目標になりました。
あるいは、研究室の中でも”いい”先輩を探して、その人がなぜいいのかを考えるといいと思います。身近にモデルにできるような人を見つけられると良いですね!
指導力のある先生の元につく
きちんと指導してくれる先生の元につくことで、成果を出すという能力を鍛えてもらいましょう。例えば、うちだとメールの出し方から教えて頂いて、とても勉強になりました。指導力のある研究室こそホワイト研究室だと思います。
よく分からんなというなら、会社でバリバリ働いてからアカデミアに戻ってきている先生というのはいい場合が多いです。会社のことを分かっているだけあって、ちゃんとしている場合が多い印象があります。
学部生でも社会人基礎力は身につけられる
研究室配属がまだ先でも諦める必要はありません。学部生でも、成果を出すための習慣を身につける経験をすることはできます。
イベントの企画・運営
何か価値を生み出すという経験をぜひ学生のうちにしましょう。研究やキャリアなど、仕事に関わるイベントだとなお良しです。よく生命科学系だと若手の会とか言って若手主体のイベントをやっていますが、いいですよね。1
何も思いつかない!というなら、以下で紹介した縦断合宿を企画してみましょう。
話を聞いてみたい人をセミナーで招くというもいいでしょう。あるいは、仲間内での勉強会や飲み会でも構いません。何かをまとめるという小さな経験から始めましょう。
ボランティアなど、社会との繋がりをもつ
社会人や小学生〜高校生など、学外の人間と接点を持ちましょう。そうすることで、いかにうまくコミュニケーションをとるかという技術が磨かれますし、社会というものを意識することができるようになるでしょう。
博士が敬遠される理由の一つにも、「社会とずれている」ということがよくあげられます。社会から乖離しないよう、接点をもつようにしましょう。
会社を作る
ハードルが高いですね笑 ただ、できるものならやるといいです。失敗してもいいので、何か挑戦して欲しいですね。特にIT系のベンチャーって金がなくてもできるので、時間さえあれば何とかなりますよ!
大きく儲けるということは目指さなくていいので、お金を稼ぐという経験を通じて会人基礎力を鍛えられること間違いなしでしょう。最近中途採用の求人を見ていると、「起業経験のある方」と言った変わった経歴を持った人が求められているのもちらほら見かけますよ。
アルバイトでも社会人基礎力は身につくの?
「社会での経験」というとアルバイトがあげられるかもしれません。しかし、バイトは正直微妙ですね。ほとんどのアルバイトは、時間を提供する代わりに金を得るということで、要は部品として代わりがきく、他の誰でもできる仕事を任されることになります。
マニュアル通りにこなすことが求められ、マニュアルに従えば失敗というのはほとんどありません。人から言われたことを言われた通りにする力は身につきますが、それって理系の学生にあまり求められていない気がするのです。
逆にそれ以上のことを求める仕事は学業に支障をきたすでしょう。あまりオススメはできません。2
また塾講師や家庭教師はありがちなアルバイトですが、あまり自身の能力を伸ばすことには繋がらないと思います。勉強を教えるというのは、受験勉強の延長線でしかないでしょう。その能力は受験に合格しただけでもう十分なのです。(YouTubeで配信するとかだと別ですが。)3
まとめ
いかがでしたか?大学も社会だという考えのもと、大学でもできることは沢山あるということをご理解頂けましたか?大学でどのように社会人基礎力を伸ばせば良いか、少しでも参考にして頂けると幸いです。またアルバイトで仕事ができる力が身についたと勘違いすることはやめましょう。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました!
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