研究室見学のコツ:いいラボの見分け方

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こんにちは。JON@u_rigakubuです。
閲覧ありがとうございます!

夏ですね!何か楽しいことされていますか?僕は休暇を利用して、トップページの更新をしました。リア充ですね。

夏と言えば、もちろんオープンキャンパスや大学院説明会の季節ですね!1今日は研究室を訪れる際のポイントをお話します。普通に行くだけでも面白いですが、ちょっとしたコツでより有意義に過ごすことができます。

ベストな時期:いつ行くのか?

もちろん、受験直前の説明会に行くといいでしょう。しかし、以下で紹介した就活の場合と一緒で、早く行けば行く程いいです。

理由は、院試の対策や研究に必要な知識など、将来役に立つ情報は事前に教えてもらった方が効果が高いからです。また、もし合わないと感じた場合、より広い選択肢から研究室を選び直すという余裕もあります。

可能であれば複数回見学に行くことで向こうに覚えてもらいましょう。回数を重ねることで、より詳しい研究内容を相談できるなど、より詳しい情報を得られる可能性が高いです。

もっといいのは、いわゆる公式の見学から時期をズラして、1人でアポをとって行くことです。研究室見学のお願いをして、受け入れてもらえるというのは、学生の特権です。使わない手はありません。2

遠慮する気持ちは分かりますが、研究者にとって「自分の研究に興味を持ってもらえる」というのはこの上ない喜びでもあります。多少興味があるというなら、遠慮せずにガンガン見学に行きましょう。3

逆に、見学すら嫌がる人というのは、学生の教育に興味・やる気がない研究室や、あるいは逆に忙しすぎて学部生が入っても相手にされないという可能性があります。そこで地雷を避けるということもできるかと思います。4

研究室見学の目的とは?

当然、どんな研究をしているのか知りたい!という目的で行くと思います。それ以外に、ぜひ以下の点に注目してもらいたいです。何を聞いているんだ?と思われるかも知れませんが、要は”いいラボ”を選ぶために、少しでも多く情報を持って帰るということを目指しましょう。

ホワイト研究室の選び方:能力を伸ばせる研究室の選び方
どのような研究室に入るべきなのでしょうか?本ブログでは、入ることで能力を伸ばしてくれる研究室をホワイト研究室と定義します。今回は、そんなホワイト研究室の見分け方についてまとめました。研究室選びの参考にして下さい。
  • ラボの雰囲気(訪れてチェックするポイント)
  • 飲み会など親睦会があるか
  • 教授が応対してくれるか
  • コアタイムなどラボの決まりはあるか
  • セミナーや輪読会など日常の勉強会について
  • 研究テーマの選び方(自分の行いたい研究ができるか)
  • 就活できるか?

ー以下、博士課程進学者向けー

  • 学振を取れるか?
  • アカデミアに残れるか?
  • 卒業が延期になる可能性はあるのか?

研究室見学でチェックすべきポイント

ラボの雰囲気

研究を進めて行くには、朝から晩まで常に同じメンバーと顔を合わせて仕事をすることになります。よって、どんな内容の研究をするかよりも、誰とそしてどんな環境で研究をするのかといったことが、本当に大切になります。

また、「精神だけをやられて何も得るのがない」というブラックラボの悲劇を避けるためにも、いい雰囲気のラボを選びましょう。具体的には、

  1. ゴミが床に落ちていないか
  2. 実験室が整理整頓されているか
  3. 学生が一定数いるか
  4. 楽しそうに仕事をしているか
  5. 実験などの指導がちゃんとしているか

を確認しましょう。

飲み会などの親睦会があるか

これも雰囲気に関係しているのですが、「飲み会がないラボはヤバい」という格言が存在しているくらい大事です。

飲み会というのは時代に合わないのかも知れませんが、親睦を深めるために何らかの努力をしているラボでないと、居心地は悪いと思いますよ。居心地は本当に大事です。

入ってきた人が半分以上やめて行ったラボにいた僕がいうのです。信じてください。研究内容なんかより、よっぽど重要ですよ。

教授が応対してくれるか

どれくらい教育にやる気があるかという指標になります。また、忙しすぎて相手にしてもらえないという可能性もあります。その場合、その教授からは指導を受けることはほぼないでしょう。

もしビッグラボなどでその教授に指導を受けたい!と行った場合はがっかりすることになります。教授が対応してくれなくてもいいのですが、代わりに面倒を見てくれる先生の人となりの理解に努めましょう。

コアタイムなどラボの決まりはあるか

コアタイムなしというラボもありますが、それは放置される可能性が高いです。なぜなら、会えなくてもいいやと考えているからです。なくてもいいのですが、可能であればコアタイムはある方が教育効果の高いラボであることが多いです。

セミナーや輪読会など日常の勉強会の頻度

これも、どれくらいの頻度であるか=どれくらい教育に力を入れているかという指標になります。多い方がいいです。確認しましょう。

研究テーマの選び方(自分の行いたい研究ができるか)

以前も述べましたが、修士の間しか居ないとかだと、やりたい研究ができるかどうかは分りません。やりたい仕事があるなら、入る前に交渉して言質を取ってから入りましょう。

確認しないと、他人のリバイスといった尻拭いをさせられるか、スクリーニングといった踏み台にされる仕事に終わるということになるかも知れませんよ。5

逆に、きちんと何をやれば業績に繋がるのか?何がサイエンティフィックに重要な仕事なのか?というのを理解している人にいいテーマは回ってきます。自分は大丈夫だということをしっかりアピールして、いいテーマをゲット(あるいは自分で提案)しましょう。

就活できるか?

信じられないかも知れませんが、就活ができない(あるいはめちゃくちゃイヤな顔をされる)というラボもあります。

もし就活したいなら、始めから言っておきましょう。逆にどんどん就活したらいいよ!っていう人も研究業績を出すという観点から、少し心もとないですが。。

学振を取れるか?

ここから、博士向けになります。

博士号を取得するなら、学振を出しましょう。出さない意味が分りません。学振に関してはまた記事にします。

博士に進学したいなら、学振を取れそうかどうかを、過去の研究室内の採択率などから予め確認しておきましょう。明らかに教授の力で通っているよねっていう例は沢山見ました。学振が取りやすいラボ、取りにくいラボというのはあるので、理解してから入りましょう。

アカデミアに残れるか?

具体的には、「厳しいと聞いていますが、どうすればアカデミアに残れますか?」と聞いてみることです。真摯に答えてくれない人は戦略を持っていない人なので、ビハインドからのスタートであるという認識は必要です。

しかし、逆転は可能です。教育効果の高いラボなら、有名なラボでなくても行く価値は高いでしょう。ただ、アカデミアに残る上で明らかに有利になるラボ(ビッグラボ)が存在します。そこを敢えて避けていいのか?ということは自問自答しましょう。

卒業が延期になる可能性はあるのか?

聞きにくいことは、最初から聞いておくべきです。もしあなたがオーバーすることなく学位を取ることを最優先するなら、最初から「3年しか無理」と宣言しておきましょう。

オーバーすることは決してネガティブなことばかりではありません。トップジャーナルに論文を載せるなら、数年はオーバーしても価値があります。ただ、「のびる分の対価は得られるか」ということは明確に意識しておきましょう。

まとめ

いかがでしたか?前回、前々回とセットで、いいラボを選ぶ参考にして貰えると幸いです。数を見て、色々なラボに足を踏み入れることで、「雰囲気」の見分け方が身につくと思います。将来の職場選びにも役に立つ技術だと思うので、ぜひいい職場を見分ける技術を磨いて下さい!

あと、見学に行った際お礼は忘れずにしましょうね!

ここまで読んで頂き、ありがとうございました!

  1. 本来はもっと楽しい季節なような気もします。そして終わりを迎えつつある気もしますが。。
  2. ほんと、世界的な研究者とサシで話ができるなんて贅沢過ぎですよ!僕も何人かの先生に話を聞きに行きましたが、普通に研究の話を聞かせて貰えるだけで楽しかったですし、非常にありがたかったです。
  3. 特にあなたが女性なら、嫌がられることはまずないでしょう。
  4. 研究所とか、業績の出ているところとかだと、ポスドクとかで行くといいんでしょうが、卒研にはオススメしません。
  5. それでも教育的な効果があるなら問題ないんですけどね。

コメント

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