研究室選びで人生が狂う:ブラック研究室の見分け方

この記事は約6分で読めます。

 

こんにちは。JON@u_rigakubuです。
閲覧ありがとうございます!

怖いタイトルでしょう。しかし、これは研究室では稀によく起きていることなのです。研究というのは血で血を洗う厳しい世界です。全員が全員、良い指導者であるわけではありません。今回は、どのようにすれば最悪の事態を避けられるかという最低限の押さえ方についてです。

研究室選びで人生が狂う

残念なことに、世の中には行かない方がマシなブラック研究室というのが、一定数存在します。いいですか?「行くだけ無駄」ではありません。「行かない方がマシ」なのです。やばいでしょう。

ブラック研究室に入ったが為に、入ってきた頃は本当に優秀で将来有望であった学生が、気が付けば身も心もボロボロに、、なんてことは日常的に起きています。

研究室選びを間違えた場合、行き着く先は本来のポテンシャルや希望からはかけ離れた職にしかつけていないと言わざるを得ないでしょう。酷い場合は引きこもりに、そして最悪の場合、失踪という未来が待っています。1

理系で研究室に入ろうというなら、これまでの人生はなかなかに順風満帆で、周囲からの期待もされていることでしょう。ただ、ラボを間違うと本当に酷いことになります。きちんと行くべき研究室を見極めましょう。

ブラック研究室の見分け方8つ

ホワイト研究室を探す方法は次回に書きます。(が、なかなかに難しいです。)また、大学を変更したり、新設の研究室でよく分からないという場合も多いでしょう。よって、まずは「ヤバいところには行かない」というスキルを身につけましょう。

1. 口コミ

先輩に話を聞くのが1番です。しかし、世の中の学生は楽することが正義だと思っている人も多いです。指導に熱心なのか、あるいはパワハラなのかは、噂だけではなく、事実に基づき精査することが必要です。

とはいうものの、「絶対にやめとけ」というラボはあります。一切先輩からの口コミに頼らず研究室に入るというのは、無謀なので絶対にやめましょう。

以下の記事でも述べましたが、ほんと、人に聞くことは重要ですよ。

2. 研究業績がしょぼい

事実という意味では、一番頼りになります。publicationがショボいラボは行かない方がいいでしょう。要は、論文を出していないラボはだめってことです。あるいは、出していてもインパクトファクターが低い論文しか出していないところは、指導力(というか研究能力)が低い可能性が高いです。

但し、業績が無くても、「独立したばかりの教授」などはその限りではありません。明確に将来性がありそうだと見抜けるなら、ぜひ挑戦しましょう。

3. 研究費が少ない

研究費がない研究室というのは、無駄な苦労が多いです。酷い例だと、マイクロピペットのチップをオートクレーブして使い回したり、細胞培養ディッシュを自作したりと、研究とは関係ない要らぬ努力を求められます。

要は、金がないことを学生の労働力でカバーするという発想なのです。研究費が極端に少ないラボは、研究能力どころかやる気もない可能性が高いです。避けましょう。

科研費であれば取っているかどうかは、以下のサイトから簡単に検索できます。

KAKEN — 研究者をさがす

4. メンバーが留学生ばかり

明確な地雷フラグです。一部の例外を除き留学生ばかりのところは辞めましょう。理由は、彼らは情報を得ることができないので、うっかりきてしまうが、日本人は事前の情報に基づき回避するからです。

アメリカでも同様で、アメリカ人が一切おらず、留学生ばかりというラボはヤバいそうな。。

5. メンバーがD3ばかり 

博士課程の学年はD3でカンストします。何年経とうがD3のままです。D3が沢山いる=卒業できない人が沢山いるということです。

それで業績がめっちゃいいなら分かるのですが、あまりいい論文を出していないところは一般的には避けた方がいいでしょう。

6. 先生が若い

若くして独立した人というのは、得てしてパワハラ気味である可能性が高いです。理由は、

  • 若くてエネルギーに溢れていて、部下にも強要する
  • まだまだ自分の仕事として業績を残したいという意欲が高すぎる
  • 業績を出さないとクビになる(あるいは次に行けない)ので、プレッシャーが高い
  • 学生の指導経験が浅く、やり方を理解していない

という4点が主です。ただ、やる気はありますし、研究の将来性もあるはずです。若干の不安は残りますが、良さそうなら選んでもいいでしょう。

7. 先生がお年を召している

反対に、歳をとるとどうしてもやる気がなくなるようです。特に退官間近になると、目に見えてやる気がなくなっているように感じました。また、本当にラボを閉じる局面では、雑用(掃除&掃除&ゴミ捨て)に追われます。

しかし中には、退官まで現役!という素晴らしい先生はいらっしゃいます。退官間近なら、そのような人の元につけるといいですね。2

8. 勤務時間がおかしい

徹夜で研究が必須であったり、土日や祝日もセミナーがあったりと、日常生活に支障をきたすようなラボもあります。相手が生物なので、生物中心の生活になることは仕方ありません。

自主的にやるならいいと思いますし、本来研究とは休みなど気にせずやりたい!というものだと思います。しかし、本人の意思に反して来させるというラボは避けた方がいいでしょう。

もしやばいラボだと気が付いたら

そうは言うものの、入ってからしまった。。と思うこともあるでしょう。その場合、誰にも相談できないと言うのが、一番まずいです。友人や先輩に相談したり、場合によっては大学の相談センターに相談しましょう。3

やばいところにいると、感覚が麻痺してきますが、阪大のパンフレットがいい感じにまとまっていました。4本当にダメな場合は、きちんと然るべきところに相談することです。

https://www.osaka-u.ac.jp/ja/guide/student/prevention_sh/files/06.pdf

もし可能であれば、パワハラ・アカハラ対策的なことに詳しい先生と、個人的な繋がりを持ちましょう。僕は運よくそのような先生方とお知り合いになれたので、いつでも上司をクビにできると思いながら仕事をすることで、精神の安定を保っていました。5

まとめ

いかがでしたか?このブログを読んで下さったあなたは、ブラックラボに騙されることなく、その才能をしっかり伸ばしてもらえるホワイトラボへ行きましょう。

但し、厳しいラボ=ブラックという考えは危険です。研究というのは世界との戦いです。特にいい業績を出すには、本当に厳しい戦いが待っています。その厳しさとパワハラを見極めることが大切です。

ここまで読んで頂き、ありがとうございました!

  1. 周りでいたのは、倉庫勤務、主婦、IT企業の下請け会社などです。これらが決して悪い職業ではないのですが、研究者の未来としては違うよなって気がします。
  2. 僕の尊敬する先生は、本当に研究が好きで退官後も震える手で細々とではありますが継続的に研究されています。研究者斯くあるべしという感じです。
  3. ただ、本当に相談センターが信頼できるのかというのに、また問題があったりするのですが。。信頼のおける人に相談しましょう。
  4. 調べた中では東大が一番ハラスメント対策のHPがスカスカだったのですが、、大丈夫?
  5. 今からでも相談すれば僕の指導教官は確実に処罰されますね。笑

コメント

タイトルとURLをコピーしました