これまでも大学選びから始めり、授業、バイトにサークルと、色々な選択をしてきたと思います。今後も留学をすべきかとか、大学院を変えるべきかとか、就職すべきかとか、色々悩みますよね?もっと言うと結婚するか子供を作るかとか、人生は選択の連続です。
人は何かと迷いがちです。1今回は迷った時、何をしたらいいかと言う指針をまとめました。
大学院へ進学しようがしまいが、選択は3年後に必ず後悔する
何か選択をした時はいいでしょう。前途洋々で新生活が楽しみですね!しかし、数年後に必ず後悔する時がやって来ます。
- なんで理学部に来てしまったんだろう?
- どうしてこんなつまらない仕事(実験)をしているのだろう?
- 学部で就職すべきだった
これは全て僕が大学院時代に思った事です。あるいは以下のような事は、学位取得後3年以内に、1度は必ず誰もが通る道だと言われました。
- 就職したが、Ph.Dを取るべきだった
- ポスドクしてるが、会社で働いている同期が羨ましい
そして、意外と多くの人が会社をやめて大学に戻ったり、就職したりと進路変更しています。変えること自体は大賛成なのですが、やり切らずに中途半端なところで逃げ出すと、自信がなくなってしまいますよね?
隣の芝は青いとはよく言ったもので、うまくいかない時、人は後悔はするものです。よって、(特に人生をある程度左右する重要な選択をする時は)きちんと手順を踏んでから選択をする事で、迷いを減らしましょう。そして無駄に歳を取るというリスクも減らすことができます。若い事は正義です。
選択は記録に残す
「何か人生で選択をしたのなら、後からみて分かるように、その選択の理由をきちっと記録に残しておけ。」これは高校時代に僕の師匠から教わった事です。進路選択用にまとめノートを作って、以下の事を記録しろとのことでした。
- 何を目的として、その選択をするのか?
- 選択の利点と欠点は?
- 何の情報を元に選択したのか?
- 他にどんな選択肢があったのか?
やる前は色々と考えていることがあるはずなのですが、時間が経つと人は自分の考えたことを忘れてしまいます。よって、忘れる事を前提に、数年後に見直せるようにまとめておきましょう。
まとめと言っても誰に見せることもないので、メモ書き程度で十分です。無くさないように、そして、うまくいかなくて落ち込んだ時に見直せるように、記録する習慣をつけましょう。
同じ経験をしている先輩や信頼のおける上司に相談する
自分1人で考えていても、堂々巡りをしてしまいます。そして若輩者である我々は、視野が狭いです。よって、迷っているなら人生の先輩に相談すべきでしょう。年齢が上である必要はありません。同期でも、時には年下だって人生の先輩です。とは言え、10歳以上離れた人からのアドバイスは為になりますね。
人に聞けばすぐ解決するのに、聞かずに苦労すると言う人は山程見てきました。あるいは解決手段があるにも関わらず、その可能性に気が付きもしないと言うことも多々あります。
僕の身近な例だと、地雷と分かっているラボ突撃して行方不明になる事は稀によくあります。他にも、修士の学生が進学したいがお金がないから諦めると言っているくせに、学振の存在すら知らないし、返済不要の奨学金がある事を知りもしないとか。他にも僕の同期が行っている会社に就職するか迷っているのに、何も聞いてこないとか。(しかも僕の同期がその会社にいると言う情報を知っているのにも関わらずです。)相談しない意味が分かりません。2
確かに、他人に特に先輩や年の離れた人に相談しに行くのは気が重いと言うのはわかります。しかし、正しい選択をできる人は、多くの場合相談しています。
自分の判断に自惚れないことです。3また、人と話しているうちに、自分の考えが整理されてくると言う事はよくあります。とにかく、相談しましょう。これもあって、コネを作れと僕は主張しているのです。
相談する時のポイントは、聞く項目を事前に考えておいて、メモをとると言う事です。後、相談に乗ってもらったらお礼と報告の連絡は欠かさずしましょう。4そして、自分も将来相談に応じる側になるので、その際は快く引き受けましょう。
相談して意見を求めろと言っているだけで、言うことを全て聞き入れろなんて事は一言も言っていませんよ!信頼できる情報をより多く持った人からアドバイスを得よという事です。
進路選択は他人の目を気にしない
あと、何をするにもしないにしても、他人の事を考え過ぎる傾向があると思います。他人にどう思われるか気にしすぎています。
例えば、店長がうるさいから勉強したいがバイトに行くとか。サークル辞めたいが友人が引き止めるとか。知らんがなって感じですよ。自分の人生の方が大事ですし、あなたの我慢の上に他人の幸せが成り立っていいはずがありません。博士の学生の、就職したいけど教授が許してくれないってのもまさにこれです。気にしてはいけません。
周囲からの評価が気になる?いえいえ。あなたのことなんて誰も興味ないから、好きに生きればいいですよ。嘘だと思う人は以下の本がオススメです。

まとめ
とにかく、相談と記録これを忘れないようにして下さい。別の言い方をすると、自分の判断を批判的に正しいか分析すると言う姿勢でいて下さいと言うことです。
迷った後に出した結論がそれか?とか、めちゃくちゃ狭い視野の中で(根拠なく)迷うだけで、間違った結論に達しているよ?とか、とにかくそう言う例が多すぎます。
この記事を読んで下さったあなたは、適切な人に相談しつつ、正しく悩んで選択して下さいね!
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