理系の博士だけど不動産営業を受けてみた – 博士号を持って文系就職を志したらどうなるのか?-

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以前、僕は人生迷走していたというお話をしました。

今日は迷走の挙句、文系就活をしたという話です。なんで?と思われるかも知れませんが、人材紹介会社に紹介されたからです。普通は受けないと思うのですが、僕は向こうに何を求められているのか気になりました。あと、給料が1000万以上あったのも魅力でしたね!

博士課程は怯えられている

先日学部1年生向けの講演に呼ばれたのですが、僕が博士課程であるというと文系の学生も多いことがあり、ヤバいやつという認定をされてしまい、自己紹介だけで笑いが取れました笑

特に文系の人は博士号をよく理解していないようで、「将来国連で働くんですか?博士号ってとったら国連とかで働くんですよね?」と謎の質問をされる始末です笑

会社も、いわゆる研究開発をしていないところもたくさんあります。そのような会社からすると”ハカセ”というのは異様に映り、”勉強が好きで賢いけど変な奴”程度にしか思われていないのか?と僕も思っていました。しかし、実際は意外と評価してもらえるようですよ!

博士号を持って文系就職したらどうなるのか?

結論から言います。基本的にはプログラマーとして見られました。しかし、強く望めば(MRとかではない)営業も可能なようです。決して嫌がられる訳ではなく、幹部候補の貴重な人材として重宝される傾向すらあるようです。

文系就職の結果その1:経験値リセットでポテンシャルだけで評価された

博士号を取ると、研究がどれだけできるかという実績が重視されるという話をしました。しかし、文系就職となると話は別です。

コミュニケーション能力全振りの就活」という学部時代の就活を行うことになります。よって、業績がなくて歳も取ってしまったと思っても、文系就職をするなら、コミュ力のみ。ポテンシャルのみで評価してもらえます。

逆に、仕事自体に専門性は求められておらず1どれだけコミュニケーション能力と出世欲があるかと言う戦いに巻き込まれます。それが辛いなら、やめといた方がいいかもしれません。

文系就職の結果その2:不思議がられる

なんで受けたの?としつこく聞かれます。それは恐らく、来てもらえないだろうという疑いを持っているからです。(僕も紹介されたので受けはしましたが、自分から選んで受けようと言う発想はなかったですからね。。)

理系就職すると志望動機なんてどうでもいいと以前書きましたが、博士で文系就職すると、なぜ御社なのか?という論理的な説明を求められるでしょう。

僕の場合は正直に、給料がいいのと営業能力を身につけたいと話したらある程度は納得してもらえたようです。

文系就職の結果その3:勿体ながられる

そこまで能力あるのに、何で誰にでもできるような仕事をするの?と勿体ながられました。もっと能力を発揮できる会社を選ぶべきと言われましたね。。2

ただ、本当に考えを持って受けに来てくれているなら、歓迎して下さるとのことでした。

文系就職の結果その4:コミュ力のなさを思い知る

不動産営業といえば、キングオブ営業ですよね。僕は理学部にいる限りはコミュニケーション能力が高いと言われます。しかし、彼らは本当に話すのがうまいし、元気がいいです。声がデカイです。

自分のコミュニケーション能力の低さを改めて思い知らされました。逆に、これだけ元気よくハキハキ喋れたら、確かに能力高そうに見えるよな。と思いました。

文系就職の結果その5:部活をしていたかやたら聞かれる

部活をゴリゴリにやって来た人達が多いようで、部活をしていることを大変重要視しているようでした。どうも以下のような理由から、部活は重宝されるようです。

  • 理不尽なことに耐え抜く
  • 地道な基礎練習の積み重ねに耐える
  • 元気の良さ
  • 体力

僕は部活していないので、元気の良さ以外は研究でも身につく!と主張したのですが、あまりピンと来ていないようでした。

文系就職の結果その6:とは言うものの重宝される

最終的には、「学歴と学位を考えると、業績を出せば幹部候補だ」と言われました。そして、もし入ってもらえるなら、能力を活かせそうなポジションを探すとさえ言って頂きました。3

能力を活かせるポジションって何?と聞いたら、データ分析をしろと言われました。結局世の中AIでした。逆に、世の会社では文系や未経験でも無理やりプログラミングをやらせているようです。理系=データに強いと言う印象はあるようで、またプログラミングも文系よりはやらせればできるだろうと言うことのようです。

まとめ

結局選考は途中で辞退しました。理由はプログラマーになりたくなかったのと、社員の方の溢れんばかりのコミュ力に少し引いたからです。また、別に研究に拘らないにしても、全く捨ててしまうのは確かに勿体無いと思いました。4

今回で驚きだったのは、博士号を持っていたら、幹部候補として迎えると言って頂けたことです。全く分野の違う業界からしても、取得した努力は認めてもらえると言うのは、博士は敬遠されると言う話とは全く違っていました。むしろ、研究職を受ける以上に評価されてる!?

就職できないなんて話は嘘で、むしろ、文系就職を嫌がる我々サイドに問題があるようです。ある程度若ければ、普通に文系就職もできるどころか、むしろ評価が上がることもあるみたいですよ。

職がないと迷っているあなた、別に国連以外も雇ってもらえる先はいくらでもあるので、安心して博士課程へ来てください!5

  1. 面接で一応研究のこと教えてとは言われましたが、「へーすごいね」って言われて終わりました。
  2. それまでの会社説明会では、文系の学部学生向けに「いかにユニークで、やりがいがあり、魅力的な仕事か」と滔々と説いていたのですが。。あれは嘘だったのかと衝撃を受けました。あなたも会社説明会に騙されているかも知れませんよ。
  3. どこまで本気で言っているのかは疑わしいですが、少なくとも来て欲しくないと言う訳ではなさそうです。
  4. 受ける前に気付けよと言う話ですよね。。すみません。以前お話しした通り、僕は自分が何をしたいのかよく分かっていないのです。
  5. とは言うもののn=1なので、どこまで信頼できるのかと言う話ですが。。参考にしてもらえると幸いです!

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