こんにちは。JON@u_rigakubuです。
閲覧ありがとうございます!
前回は、理学部の研究者は好きなことで生きていて、論理的思考・批判的思考を重視していると言うお話をしました。

今回も前回に引き続き、理学部のメリットについて述べていきます。
世界を知ることができる
大きく出たなこいつと思われましたかね?しかし、我々は世界と戦っています。
なぜなら、我々の業績は主に論文で評価されるのですが、現代においては論文の共通言語は英語です。よって、研究成果が出た!と思ったら、英語で研究をまとめます。また学会における研究成果発表も英語で行われます。めっちゃグローバルです。
そして、通常その全ての活動費は国などから頂く予算によって賄われるので、学生でありながらタダで世界を見て回ることができます。12
さらに英語論文の評価は、世界中の研究者により、研究の正しさ・新しさが評価されると言うシステムを取っています。
つまり、論文を出したいのならば、(主に)外国人を英語の文章を使って納得させると言う、なかなかにハードなことが要求されるのです。ランクの高い論文を出そうものなら、学生でありながら、文字通り世界と戦うことになります。
大事なのでもう一度いいます。
学生でありながら、文字通り世界と戦うのです。
大変そうですが、ロマンがありますね。世界と戦いたい、ロマンを追い求めたいというあなた、是非理学部へ!*3
論文を読み、さらに書く
研究をすると言うことは、他人がやったことないことをすると言うことです。よって、誰が何をしているのか、自分で調べる必要があるのです。勝手に大発見だ!と思っても、実は10年前にすでに発表されていた、なんてことになっては目も当てられませんね。
では、どうやって調べるのかと言うと?そう、論文ですね。インターネットを駆使して、世界中の過去の研究から自分と関連のある論文を見つけ出し、理解して、自分の研究との違いを明確にする、と言う作業が必要になります。
そして、前節の繰り返しになりますが、研究の成果は論文として英語でまとめて発表します。
つまり、研究を行うと言うことは、
- 自分より前の(最先端も含んだ)知識を大量に仕入れ
- 本当に新しいかどうかを検証し
- その正当性を論理的にまとめる
と言う、文献調査能力が必須なんです。このような能力を身に付けたいなら、大学院へ是非進学してください!
世界レベルの教育を受けられる
とうとう理学部の宣伝ではなくなっているぜ!と思ったあなた。すみません、論点がずれていました。*4話を理学部に戻しましょう。
理学部の教育の質ですが、非常に高いと思います。人数が少ないので、学部の段階で既に、少人数クラスで論文の読み方の勉強をしたり、学部生実習で研究成果を発表したりと、手厚い教育を受けられることは間違い無いでしょう。
旧帝大であれば、そもそも教員数が多いのですが、理学部は教員に対して最も学生の数が少ないと、理学部の先生方は大学説明会でも推していました。56
また旧帝大ともなると、数だけでなく、質も高いです。自分の指導教官が世界レベルの研究者であると言う可能性も非常に高いでしょう。と言うことはですよ、日本に居ながらにして、また学生でありながらにして、世界レベルの仕事のクオリティを知れると言うことです!
少人数で、手厚い理系教育を受けて自分を鍛えたいあなた、是非理学部へきてください!
まとめ
理学部では
- グローバルな仕事をしている
- 論文を読み書きする技術で、世界と渡り合える
- 教育が手厚い
と言う特徴があることをお話ししました。今回は理学部要素少なめでしたが、少しでも理系・理学部はいいところなんだなと言うことを感じて頂けたのであれば幸いです。
来週は寄り道をしつつ、なぜ理学部が就職に強いのか?またその中でもさらに強くなるための戦略についてお話ししたいと思います。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました!
*1:我々は血税によって支えられているので、何としてでも成果を出さねばなりませんね!
*2:研究室によっては、学会の渡航費などを自腹で出させるところもあります。そんなラボは選ばなでおきましょう。
*3:理系は全部そうだって?確かにそうかもしれません。しかし、理学部は学生の数が少ないので、必然的に海外での学会発表の機会は回ってきやすいと思いますよ!
*4:こう言うところに気が付いてしまうあたり、あなたは理学部に向いていると思います。
*5:根拠はあるのか!と思ったあなたは、理学部に(以下略)
*6:教員の数は確かに多そうです。
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