こんにちは。JON@u_rigakubuです。
閲覧ありがとうございます!
これまでの記事は少しネガティブなことばかりで夢がないので、今回は理学部がいかに素晴らしいところかについて述べます。
多様な個性を受け入れてくれる
前回のお話しから、理学部には変な人が沢山いるということは分かって頂けたでしょうか?
まず、何と言っても、理学部生は他人に優しいです。前回登場した、幽霊が見えるような”変な奴”でも、簡単に受け入れてもらえます。*1
例えば、飲み会で集合時間より少し早く着いてしまった場合、あなたなら何をしますか?僕の友人はお魚しりとりをしていましたね。(しかもスタートの魚はアブラボウズでした。)
我々は他人の興味関心を尊重し、決して迫害するようなことはありません。むしろ尊敬します。そして、よく分からない知識が溜まっていきます。*2
自分は変わっているのではないかと、不安に思っているあなた、是非理学部へ来て下さい!
好きなことで、生きていく
これは僕が高校生だった頃のお話しです。 体験学習で理学部を訪れていた僕は、とある理学部のおじいちゃん(教授です。失礼な話ですが、高校生の僕にはおじいちゃんに見えたのです)に、何で研究者になったんですか?と無邪気に質問をしました。
するとその教授は目をキラキラさせて、
「研究って面白いんだよ!」
と様々なお話しをして下さったのでした。「家に帰る時間が勿体なく、夏はベランダで水道水で体を洗い、冬は測定機器で暖をとったこともあるよ」と本当に楽しそうに語られていたのを今でも覚えています。
これまで十数年の人生で、そこまで楽しそうに自分の仕事を語る老人(失礼)に出会ったことが無かったので、JON少年はいたく感動したのでした。
そう、理学部での基礎研究というのは、自分の知的好奇心を満たすための研究で、決して世の為人の為にする訳ではないのです。
セミナーなどで、「それって、何の役に立つんですか?」と質問すると、こいつバカなんだなと思われます。これは他学部にはない特徴で、役に立つかどうかを度外視して、好きなことをやっていくというのは、理学部ならではの文化と言えるでしょう。*3
好きなことをしたいけどYouTuberになれないというあなた、是非理学部に入りましょう!
論理的思考を突き詰める
理学部の人は論理に厳しいです。どれぐらい厳しいかというと、「教習所の問題は論理的に考えたら答えが出ないことがある」と文句を言うくらいです。
前節では、好きなことでをしているんだとお話ししましたね。よって、我々が論文などを主張する時は「こんな発見をした。どうだ、反論できるものならしてみろ」と言うスタンスで行われます。(少し乱暴な言い方ですが。)
*4
日々の研究もですが、特に論文など外に成果を発表する際には、本当に論理的に正しいのか?と言うことを自問自答しながら、論理的破綻が無いように細心の注意を払って準備します。
そうです、我々は論理的思考至上主義です。また批判的思考もとても大切にされています。
教習所の問題に疑問を持ったあなた、是非理学部に入りましょう!
まとめ
理学部では
- 多様な価値観を受け入れる
- 好きなことを突き詰める
- 論理的思考を突き詰める
と言う特徴があることをお話ししました。察しのいい方はこの辺で、なぜ理学部が就職に有利にはたらくのか分かっていただけましたかね?
長くなったので今回はこの辺で終わりにします。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました!
(後半へ続く)
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